知っておきたい肌のターンオーバーの仕組み

よく「肌のターンオーバーは28日」と言われますが、その理由をご存じでしょうか?
今回は表皮のターンオーバーとはなにかを改めてご説明します。

ターンオーバーとは

表皮の一番下にある基底層では、基底細胞の分裂によって新しく細胞がつくられます。
そして、有棘細胞、顆粒細胞と、次々と形を変えて行き、約2週間で角質層(角層)に到達します。

そしてこの角質層(角層)で約2週間とどまって、皮膚を保護するために働きます。
役目を終えると、アカとなってはがれていきます。
この表皮の生まれ変わりをターンオーバーと呼んでいます。

「肌のターンオーバーは28日」というのは

  • 基底細胞から角質層(角層)に到達するまでの約2週間(14日)
  • 皮膚を保護しアカとなってはがれて行くまでの約2週間(14日)
    この2つの期間を合わせて28日必要なことから来ています。

ターンオーバーの乱れの原因

ちなみにターンオーバーが早くなったり遅くなったりする原因をご存知でしょうか?

主なものでは、紫外線、肌荒れ、加齢などがあります。
紫外線や肌荒れの場合、ダメージを早く回復しようとしてターンオーバーのサイクルが早くなります。
また加齢の場合は基底細胞自体の機能が低下するため、ターンオーバーが遅くなると言われています。


とはいえ、夏に紫外線を避けるのは難しいです。
出かける場所によって日焼け止めの種類を変えるなどもおススメです。
また、夏場でも乾燥、肌荒れとは無縁ではありません。

ターンオーバーが乱れないように、乾燥や肌荒れには注意していきたいものですね。