洗濯物にカメムシの卵!?慌てない対処法と予防策を徹底解説

「せっかく綺麗に洗濯したはずなのに、洗濯物にカメムシの卵がついていた…」そんな経験はありませんか?せっかくの気分転換になるはずの洗濯物が、思わぬ出来事で台無しになってしまうのは本当に残念ですよね。
この記事では、洗濯物にカメムシの卵がつく原因や、効果的な対処法、そして再発を防ぐための予防策を詳しく解説していきます。カメムシの卵に悩まされている方や、洗濯物に卵がついているのではと不安な方は参考にしてください。
カメムシの卵が洗濯物につく原因

なぜ洗濯物にカメムシの卵がつくのでしょうか?カメムシの生態や洗濯物に卵がつく原因などついて解説していきます。
カメムシの卵が洗濯物につく原因
原因を押さえることで対策も行いやすくなるため、ぜひチェックしてみてください。
カメムシの生態と産卵のメカニズム
カメムシは、植物の汁を吸って生活する昆虫です。種類は様々ですが、一般的に見かけるカメムシは、秋になると暖かい場所に移動し、越冬しようとします。その際に、家の壁や洗濯物など、風雨をしのげる場所に卵を産み付ける習性があります。
カメムシの卵は、数個から数十個がまとまって産み付けられ、形状は種類によって異なります。一般的に、丸みをおびた形や樽のような形をしており、表面が滑らかだったり、細かい模様がついていたりします。
洗濯物が狙われる理由
洗濯物がカメムシの産卵場所として選ばれる理由は以下の3点が考えられます。
- 隠れやすい
洗濯物は、風通しが良く日当たりも良好な場所で干されることが多いです。カメムシにとっては天敵から身を守ることができ、良い隠れ場所になります。 - 温度と湿度
洗濯物は外気に晒されるため、周囲の温度や湿度が安定しています。カメムシは、卵の発育に適した温度と湿度を感知し、産卵場所として選びます。 - 匂い
洗濯物の素材や洗剤の匂いに誘引される可能性もあります。特に、甘い香りの柔軟剤を使用している場合は、カメムシを惹きつける可能性が高まります。
産卵時期と好む場所
前述したように、カメムシは日当たりの良い場所や風通しの良い場所を好みます。そのため、ベランダや庭に干された洗濯物は格好の産卵場所となります。カメムシの産卵時期は種類や地域によって異なりますが、一般的には秋がピークです。気温が低下し始め、越冬場所を探す際に洗濯物に卵を産み付けることが多いです。また、白い色の洗濯物に卵を産み付ける傾向があると言われています。

なぜ白い色を好むの?
カメムシが白い色を好む理由は、まだ完全に解明されていませんが、以下の説が考えられています。
- 温度
カメムシは暖かい場所を好みます。白い色は太陽光を反射し、その反射熱で周辺の温度がわずかに上昇するため、暖かい場所を求めるカメムシが白いものに集まる可能性があります。 - 視覚
カメムシの視覚は人間とは異なり、白色を際立たせて認識している可能性があります。白い色が、彼らにとって何かしらの魅力的な刺激となっているのかもしれません。
洗濯物についたカメムシの卵の対処法

洗濯物にカメムシの卵がついていても、適切に対処すれば問題はありません。卵の発見や確認方法や安全な除去方法、洗濯物の洗い方を紹介します。
卵の発見と確認方法
洗濯物にカメムシの卵がついているかを確認する際は、以下の点に注意して観察しましょう。
卵の形状 | ・丸みがある ・円筒状や俵型など種類により異なる ・数個~数十個程度まとまっている |
色 | 種類によって異なる |
大きさ | 数ミリ程度 |
なお、卵は洗濯物の縫い目やシワ、ポケットの中などに産みつけられることが多いです。小さくて見づらい場合はルーペなどで確認するといいでしょう。
安全な除去方法
カメムシの卵を発見した場合は、素手で触らずに以下の方法で除去しましょう。
- ガムテープ
卵が付着している部分をガムテープで優しく押さえて、ゆっくりと引き剥がします。この際、卵を潰さないように注意しましょう。 - ピンセット
ピンセットを使って卵を一つずつ丁寧に取り除きましょう。

卵を潰してしまったら?
カメムシの卵を潰してしまっても人体への直接的な害はありませんが、いくつか注意すべき点があります。
- 悪臭
カメムシの卵も成虫と同様に悪臭を放つことがあります。潰してしまうと、その場所一帯に悪臭が漂う可能性があります。 - 卵の拡散
卵を潰す際に、中の内容物が飛び散ることがあります。それが他の場所に付着し、新たな発生源になる可能性も考えられます。
もし除去時に誤って潰してしまった場合は、乾いた布でふき取り、アルコール消毒を行います。匂いが強い場合は、重曹やクエン酸を薄めた液でふき取りましょう。また、洗濯物はもう一度洗いなおしましょう。
洗濯物の洗い方
カメムシの卵が付着した洗濯物は、通常の洗濯だけでは完全に除去できない場合があるため、以下の点に注意して洗いましょう。
- 洗剤
中性洗剤を使用し、卵が付着している部分に直接洗剤を塗布して、しばらく置いてから洗濯機にかけてください。 - 温度
洗濯機の温度は、高温に設定することで卵を死滅させる効果が期待できます。 - 漂白剤
漂白剤の使用は、衣類の色や素材によっては変色や傷みの原因となるため、注意が必要です。 - 乾燥
洗濯後は、直射日光を避け、風通しの良い場所で完全に乾燥させましょう。
カメムシの卵を寄せ付けない!予防策

カメムシの卵を寄せ付けないためには、洗濯物の干し方やベランダの掃除など、日頃から注意することが大切です。以下の対策を組み合わせることで、効果的にカメムシの被害を防ぐことが期待できます。
洗濯物の干し方
場所と時間帯を意識して干すことで、カメムシが卵を産み付けにくくなります。
場所 | 直射日光を避け、日陰で風通しのいい場所 |
時間 | 早朝や夕刻 |
時期 | 冬場 |
ベランダの掃除
カメムシにとって落ち葉はエサとなります。カメムシを寄せ付けないためにも、ゴミや落ち葉が溜まらないようベランダの掃除を定期的に行いましょう。
また、ベランダの隙間や排水口などをしっかりと掃除し、カメムシが隠れられる場所を作らないようにしましょう。
周囲の環境整備
カメムシが苦手とするものを設置したり、忌避剤を使用するなどして環境を整えましょう。
- 植物
カメムシは特定の植物を好むことがあります。カメムシが寄ってくる植物はベランダに置かないようにしましょう。ですがミントやハッカ、ラベンダーなどのハーブはカメムシが苦手とする香りなので、これらをベランダに置くことでカメムシの発生を抑えることができるでしょう。 - 照明
夜間、ベランダに明かりがついていると、カメムシを誘引してしまうことがあります。必要のない照明は消すようにしましょう。 - 忌避剤
ハッカ油と水と無水エタノールをよく混ぜてスプレーボトルで吹きかけたり、市販のカメムシ忌避剤を使用するのも効果的です。
まとめ:カメムシの卵から洗濯物を守るために

この記事では洗濯物についたカメムシの卵の対処法と予防策についてご紹介しました。
どうしてカメムシの卵が洗濯物につくのか
- 秋に暖かい場所で越冬しようとする際に、洗濯物に卵を産みつける
- 隠れやすく、温度・湿度が安定していて産卵場所に適しているから
- 白い色や甘い香りの柔軟剤はカメムシを引き付けやすい
- 洗濯物の縫い目・シワ・ポケットの中に産みつけられやすい
カメムシの卵の対処法
- ルーペなどで丁寧に確認する
- ガムテープやピンセットで優しく剥がす
- 誤って潰してしまったら乾いた布でふき取り、アルコール消毒をする
- カメムシの卵が付着した洗濯物は洗いなおす
- 中性洗剤を使用し、高温で洗濯する
カメムシの卵を寄せ付けない予防策
- 洗濯物は日陰で風通しの良い場所で干す
- ベランダの掃除は定期的に掃除を行い、ゴミや落ち葉を溜めない
- カメムシが嫌う植物を置いたり、忌避剤を使用する
カメムシの卵から洗濯物を守るためには、予防と発見・駆除の両面からの対策が重要です。複数の対策を組み合わせることで、より効果を発揮することができます。このまとめを参考に、快適な洗濯ライフを送ってください。

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