秋に悩まされるアレルギー①【秋の花粉症の特徴と対策】
花粉症のメカニズム
再び花粉が体内に入ると、肥満細胞(マスト細胞)が刺激されてヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が分泌され、鼻や眼などが刺激されます。
それが、くしゃみや鼻水、涙目などのアレルギー症状となって現れます。
秋の主な花粉の種類
ブタクサ
ブタクサは秋に花粉を大量に放出する植物で、秋の花粉症の主な原因とされています。原産地は北アメリカですが、道端・公園・河川敷など、日本全国に生息しています。
ブタクサは繁殖力は高いですが、背丈が低く、飛散距離は短いため、近づかないことが一番の対策とも言えます。
症状は、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみなどの症状に加えて、咳が出やすいことが特徴です。発熱はないのに、咳が長引く場合は、ブタクサ花粉症の可能性があります。
ヨモギ
ヨモギは秋から冬にかけて花粉を放出する植物です。特に日本では一般的で、食品の材料としても利用されることがあります。
ヨモギは繁殖力が高く、全国のいたるところに生息しており、河川敷や空き地などに多く見られます。駆除も大変で、根っこまでしっかりと抜かないとまた生えてきます。
症状は、くしゃみ鼻づまり、目のかゆみや充血などです。
カナムグラ
カナムグラは、秋に花粉を放出するつる性の植物です。日本全国に生息しており、繁殖力が強いです。
花粉量は少なく、飛散距離は短いですが、道端などどこにでも生息しており、接触機会は多いと言えます。
症状はくしゃみや鼻づまり、目のかゆみや涙目やなどです。
自分で出来る花粉症対策
花粉情報のチェック
マスクの着用
うがいや洗顔を行う
衣類の花粉をはらう
室内の清掃
室内の湿度管理
食事に注意
ストレスの管理
まとめ
花粉症には色々な種類と症状があり、症状が出てしまうと苦しいものですが、適切な対策を講じることで軽減することはできます。
花粉情報の確認やマスクの着用、室内の清潔さの保持、健康な生活習慣の維持など、日常生活に取り入れられる対策を実践して、秋を心地よく楽しんでください。